【注意!】追い込みすぎも休みすぎも良くない「腸内細菌」とトレーニング強度の意外な関係
- 康太 正木
- 6 日前
- 読了時間: 5分

「最近、トレーニングの強度が上がらない」
「休養期間に入ったら、なんだかお腹の調子がスッキリしない」。
アスリートやストイックにダイエットに励む方なら、一度はこうした経験があるのではないでしょうか?
これまでは「筋肉」や「心肺機能」の文脈で語られてきたトレーニング強度が、実は私たちの「腸内フローラ」を劇的に、かつリアルタイムで変化させているというのです。
Edith Cowan University. (2026, February 23). Training harder could be rewiring your gut bacteria. ScienceDaily. https://www.sciencedaily.com/releases/2026/02/260222092317.htm
今回はこちらの研究を参考に「腸活×トレーニング」のメリットや取り組み方について分かりやすく解説していこうと思います!
1. 筋肉だけじゃない!「腸内細菌」もトレーニングで進化する
今回の研究では、国内レベルのボート競技選手を対象に、
トレーニング負荷の変化が腸内環境にどのような影響を与えるかを詳細に調査しました。
その結果、驚くべき事実が判明しました。
「トレーニング強度が上がれば上がるほど、腸内環境がパフォーマンスに有利な状態へシフトする」
ということです。
高強度トレーニングがもたらす「腸のメリット」
短鎖脂肪酸(SCFA)の増加
ハードな練習期間中、腸内では「短鎖脂肪酸」という物質の濃度が上昇しました。
これは大腸のエネルギー源になるだけでなく、抗炎症作用を持ち、代謝を活性化させる物質として注目されています。
乳酸の再利用メカニズム
激しい運動で筋肉に溜まる「乳酸」。
実は、この乳酸が血流に乗って腸へ運ばれると、特定の細菌のエサになります。
つまり
追い込むことで腸内細菌にエサを与え、健康な環境を作っていた可能性があるのです。
便通の改善(腸管通過時間の短縮)
高強度な練習をしている時期は腸の動きが活発になり、食べ物が消化管を通過する時間が短くなることが確認されました。
2. 盲点になりやすい「オフ期間」
この研究の最も重要な注意点は、
「トレーニング負荷が下がった時(オフシーズンや休養期)」
「忙しくてトレーニングできない時」の腸の変化にあります。
トレーニング強度を落とすと、以下のような「マイナスの変化」が同時に発生していました。
腸の動きが劇的にスローダウンする
練習量を減らした途端、腸管の通過時間が大幅に伸び、腸内環境が停滞しやすくなります。
「食事の質」が低下する負のスパイラル
興味深いことに、トレーニングを休んでいる期間は、食物繊維の総量は変わらなくても、
「新鮮な果物や野菜が減り、加工食品やアルコールの摂取が増える」という傾向が見られました。
つまり
体力の回復を狙って練習を休んでいるはずが、食事の乱れと腸の活動低下が組み合わさることで、
逆に「太りやすく、疲れが抜けにくい腸」を自ら作り出していたのです。
3. 実際に取り入れるアドバイス
この最新知見を、私たちはどう活用すべきでしょうか?
① ハードなトレーニング期
「乳酸」をエサにする善玉菌をサポートしましょう。
追い込んでいる時期こそ、腸内環境の多様性を高めるチャンスです。
プロバイオティクス(ヨーグルトや納豆などの発酵食品)を積極的に摂り、
腸内の短鎖脂肪酸産生を最大化を狙いましょう。
② ダイエット・減量中
「運動したくない日」こそ、腸を動かす意識が必要です。
運動強度が低い日は、意識的に食物繊維(特に不溶性と水溶性のバランス)を増やしてください。
運動による刺激が減る分、食事の質で腸の動きをカバーする必要があります。
不溶性:玄米、全粒粉パン、豆類、ごぼう、きのこ
水溶性:オートミール、もち麦、海藻、納豆、アボカド、バナナ、りんご
割合は不溶性:水溶性=2:1がおすすめです!
③ 休養日・オフシーズン
ここが一番の「太りポイント」です。
練習を休むからといって、食事まで「オフ」にしないこと。
研究では、オフ期のジャンクフードやアルコールの増加が腸内環境を悪化させることが示唆されています。
「動かない時こそ、野菜と果物を死守する」
これが、次のトレーニング期にスムーズに復帰するための鉄則です。
4. まとめ:最近のトレンドは「腸」が重要
今回の研究は、
「トレーニング負荷」「腸の動き」「食事の質」の3つが密接にリンクしていることを証明しました。
これからのアスリートやダイエッターは、心拍数や筋肉痛だけでなく、
「自分の腸の動き(便通や膨満感)」をトレーニング中に意識する必要があります。
「最近、トレーニングの強度が落ちているな」と感じたら、それは腸にとっても停滞のサインかもしれません。
腸内フローラは、トレーニング次第では味方にもなりますが、習慣が乱れると足を引っ張る存在にもなり得ます!
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