タンパク質危険説は科学的に正解なのか?
- 康太 正木
- 3月16日
- 読了時間: 5分

「タンパク質の摂りすぎは体に悪い」「1食30g以上は意味がない」といった情報であふれています。しかし、2024年4月に発表された最新のレビュー論文は、これらの古い常識を科学的根拠を持って現状の答えを出しています。
この研究の内容を「明日から使える形」で解説します。
1. 腎臓や骨への悪影響は「ゼロ」に近い
最も多い誤解が、腎臓への負担です。しかし、本論文では以下の数字が示されています。
腎機能への影響: 健康なトレーニング実施者が、推奨量(0.8g/kg/日)の4〜5倍にあたる3.2〜4.4g/kg/日を摂取しても、腎機能の指標(eGFRやクレアチニン値)に異常は見られませんでした。
骨の健康: 「高タンパク食は骨を溶かす」という説も否定されました。むしろ、骨の**50%(体積比)**はタンパク質で構成されており、十分な摂取は骨密度を高め、骨折リスクを低減させます。
【実践】
健康な方であれば、腎臓を心配してプロテインを控える必要はありません。体重70kgの人なら、1日220g(3.2g/kg)程度の摂取までは、科学的に安全性が確認されている範囲内です。
タンパク質のみを摂取してもビタミンやミネラル、他の栄養をがしっかり摂れていなければ意味が無いのでそのあたりは解釈に注意が必要です!
2. 「1食30g説」
これまで「一度に吸収できるタンパク質は20〜30gまで」と信じられてきました。
しかし、最新の研究ではその限界が大きく引き上げられています。
新事実: 100g以上のタンパク質を一気に摂取しても、体はそれを数時間かけてゆっくりと吸収し、筋タンパク質の合成(MPS)を長時間持続させることが分かっています。
【実践】
忙しくてこまめに食事が摂れない日は、1食で50〜60gのタンパク質をまとめて摂取しても無駄にはなりません。無理に小分けにするストレスよりも、「1日の総摂取量」を確保することを優先しましょう。
大量のタンパク質を一度に摂取するケースは便秘になりやすいので消化酵素を同時に摂取することがおすすめです!
3. タンパク質は「太りにくい」
カロリーオーバーは太る原因ですが、その内訳がタンパク質であれば話は別です。
体脂肪の蓄積: 炭水化物や脂質でカロリーを増やした場合に比べ、タンパク質でカロリーを増やしても、体脂肪の増加は極めて少ないことが報告されています。
食事誘発性熱産生(DIT): タンパク質は摂取エネルギーの約**20〜30%**が消化吸収時の熱として消費されます(炭水化物は5〜10%、脂質は0〜3%)
【実践】
ダイエット中にどうしてもお腹が空いたら、おにぎりやパンではなく、プロテインや鶏むね肉、ギリシャヨーグルトを選んでください。同じカロリーでも、体脂肪になる確率は格段に低くなります。
4. 植物性タンパク質の誤解
「植物性だけでは筋肉がつかない」というのも過去の話です。
解決策: 植物性タンパク質は特定の必須アミノ酸(ロイシンなど)が不足しがちですが、複数の材料(豆類と穀物など)を組み合わせる、または総摂取量を多め(動物性の1.2倍程度)に見積もることで、動物性タンパク質と同等の筋肥大効果が得られます。
5. アスリートが明日から実施できるポイント
研究結果を基に、目的別の推奨摂取量をまとめました。
目的 | 推奨摂取量(1日あたり) | ポイント |
維持・健康増進 | 1.2 〜 1.5g / kg | 運動習慣がない人でも、筋肉減少を防ぐために最低ライン。 |
筋肥大・競技力向上 | 1.6 〜 2.2g / kg | 最も効率よく筋肉が合成される範囲。 |
減量(カタボリック防止) | 2.2 〜 3.0g / kg | カロリー制限中は筋肉が落ちやすいため、あえて高めに設定。 |
体重70kgのアスリート、目標154g/日=2.2g/kgの場合
朝食: 卵3個、納豆、焼き魚(タンパク質 約35g)
昼食: 鶏むね肉150g、玄米(タンパク質 約45g)
間食: プロテイン1杯(タンパク質 約25g)
夕食: 牛ヒレ肉150g、豆腐(タンパク質 約40g)
寝る前: ギリシャヨーグルト(タンパク質 約10g)
もちろん他の栄養素も重要になりますがタンパク質摂取量のみ記載しています!
結論
最新のエビデンスが示したのは、「タンパク質は私たちが思っている以上に安全で、かつ強力な味方である」ということです。
「総量」を最優先する: 1食の量にこだわりすぎず、1日の目標値を必ず達成する。
迷ったら「タンパク質」を食べる: カロリーが増えても脂肪になりにくい特性を活用する。
不安を捨てる: 腎臓や骨への悪影響を恐れず、科学的に有効な量を摂取する。
持病がある場合はこの限りではありませんので、主治医に確認していただければと思います!
自身のライフスタイルにあわせて摂取方法を考えていくことが重要です!
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