【常識】体が柔らかいと本当に怪我をしないのか?
- 康太 正木
- 1 日前
- 読了時間: 5分

「もっと体が柔らかければ、怪我をしなかったのに……」
「ストレッチを頑張っているけれど、なかなかパフォーマンスが上がらない」
アスリートや、ダイエットのために筋トレに励む方なら、一度は「柔軟性」について悩んだことがあるのではないでしょうか。
よく「柔らかければ良い」と常識的に言われていますが、本当にそうなのでしょうか?
Kumar, A., & Singh, R. (2025). Relationship of flexibility and injuries in sports: A review. International Journal of Innovative Research in Electrical, Electronics, Instrumentation and Control Engineering, 13(7). https://doi.org/10.17148/IJIREEICE.2025.13371
今回こちらの研究をもとに、怪我を防ぎながら最高のパフォーマンスを引き出すための方法について解説していきたいと思います!
1. 最新研究が解明した「柔軟性と怪我」の新常識
今回の研究では、数千人規模のアスリートデータを分析し、柔軟性と怪我の因果関係を改めて調べております!
そこでポイントとなるのが「U字型相関」という考え方です。
「U字型相関」とは
「ある数値が低すぎても高すぎても悪い結果を招き、中間の『最適値』で最も良い結果が得られる」
という関係性を指します。
今回の研究では、怪我のリスクがまさにこの曲線を描くことが示されました。
柔軟性の「黄金地帯」
論文によると、怪我のリスクは「柔軟性が低すぎる人」だけでなく、実は「柔軟性が高すぎる人」でも高まることが示されました。
柔軟性不足(硬すぎる)
筋肉や腱の伸張性が低いため、突発的な動作で組織が耐えきれず、肉離れや腱の損傷を招きます。
柔軟性過剰(柔らかすぎる)
関節を支える靭帯や筋肉が緩くなりすぎ、関節の不安定性が増大。
捻挫や脱臼、関節唇損傷のリスクを引き起こします。
要するに
目指すべき方向は「ただの軟体」ではなく、自分の競技や体格に合った「最適な可動域」を得ることです!
静的な柔軟性と動作の関係性
座って行うストレッチで測る「静的な柔軟性」
座位体前屈や座って開脚するような方法です!
これらの柔軟性が高いと怪我を防げるイメージをお持ちの方が多いかと思います。
この考え方が大きな落とし穴となります!
どれだけ体前屈が柔らかくても、その広くなった範囲で筋肉を使い関節を適切にコントロールする能力(モーターコントロール)がなければ、怪我の予防効果は極めて限定的であると結論づけられています。
柔らかければ怪我を防げるわけではないということです!
毎日ストレッチしているから怪我しないはずなのに、怪我が多い方がいらっしゃるかと思います。
これが一つの要因です!
2. 最大のリスクは「左右のアンバランス」
この論文が最も警鐘を鳴らしているのが、可動域の絶対値よりも「左右の非対称性」です。
調査の結果、左右の可動域に10〜15%以上の差があるアスリートは、差がない選手に比べて怪我のリスクが有意に高いことが判明しました。
なぜ左右差が危険?
例えば右の股関節が硬く、左が柔らかい状態で走ると、体は無意識に右の硬さを補おうとして骨盤や腰に無理な負担をかけます。
これが積み重なることで、膝の痛みや腰痛、最悪の場合は疲労骨折に繋がります。
3. 解決策は「フルレンジ」
柔軟性は怪我予防だけでなく、ダイエットや筋肥大にも直結します。
こちらの論文では、トレーニングを「フルレンジ(最大可動域)」で行うことのメリットが述べられています!
例えば
スクワットを浅く実施するよりも全可動域で実施するほうが、動員される筋肉量が増え基礎代謝の向上や脂肪燃焼効率が劇的に高まります。
また、筋肉が伸び切った状態(伸張位)で負荷をかけることで、より強い筋出力と筋肥大が期待でき、競技におけるパワーアップに直結します。
要するに
大きく動かそうということです。もちろんフォームが適切に保たれ実施できるということが大前提となります!
4. 3つの具体的解決方法
最新研究の結果から、今日からどのような取り組みをすべきか?
明日から実践できる方法をまとめました。
「左右差の確認」から始める
まずは自分の体の「現在地」を知ることが必要不可欠です。
チェック法
股関節の開き、肩の回しやすさ、足首の背屈(つま先を上げる動き)などを左右交互に行い、違和感や「詰まり」がないか確認してください。
対策
左右差がある場合、硬い方だけを「静的ストレッチ」や「フォームローラー」で重点的にケアし、左右のバランスを整えることから始めましょう。
ストレッチと筋トレをセットにする
ただ伸ばして終わりにするのはもったいないです。
可動域を広げるストレッチを行った直後に、その「広げた範囲」で力を発揮するエクササイズを追加してください。
例
股関節のストレッチをした後に、ゆっくりとフォームが崩れないようにスクワットを数回行うことで、脳に「この範囲までは動かしても安全だ」と認識(モーターコントロールの向上)させることができます。
練習前は「動的」、練習後は「静的」の使い分け
練習前(アップ)
ラジオ体操やブラジリアン体操のような「動的ストレッチ」を行い、心拍数を上げながら関節を動かします。これにより、神経系が活性化し、パフォーマンスが最大化されます。
練習後(ダウン)
30秒以上の「静的ストレッチ」で筋肉の緊張を解き、副交感神経を優位にしてリカバリーを早めます。
激しいトレーニングの後にストレッチ秒数が長いと筋肉痛を悪化させてしまう場合があるので注意が必要です!
まとめ
最新のエビデンスが教えてくれるのは、「柔軟性は、モーターコントロールが伴って初めて武器になる」ということです。
今日から「ただストレッチする」だけから、自分の体をコントロールするトレーニングも実施しましょう!
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