ロイシンよりも筋肉がつきやすい?ディロイシンとは?
- トレーナー山下

- 8月6日
- 読了時間: 4分

ボディメイクに励んでいる方やアスリートにとって、効果的に筋肉量を増やすことは常に重要なテーマです。
特に、筋肉の合成を高めるアミノ酸「ロイシン」は多くの人が注目してきました。
最新の研究では
ロイシンを2つくっつけた形の「ディロイシン」という成分が、
ロイシンよりも筋力や持久力を向上させるという研究結果が出てきました。
Hagele, L., Mazzulla, M., Danaher, J., Philpott, J., Stout, J. R., Fukuda, D. H., & Jajtner, A. R. (2024).Dileucine ingestion, but not leucine, increases lower body strength and performance following resistance training: A double-blind, randomized, placebo-controlled trial. PLOS ONE, 19(12), e0312997.https://doi.org/10.1371/journal.pone.0312997
今回は2024年に発表された研究をもとに、ディロイシンの効果とその活用法をわかりやすく解説しようと思います!
ディロイシンとは?
ディロイシン(Dileucine)とは、ロイシンが2つ結合した「ジペプチド」のこと。
ジペプチドは体内に吸収されるときにアミノ酸単体よりも速く・効率よく運ばれると言われています。
つまり、同じロイシンでも「くっつけ方」が違うと、体内での働きも変わるのです。
最新研究のポイント
アメリカの研究チームは、週4回の筋トレを行うトレーニング経験者の男性34人を対象に、
10週間のサプリメント摂取試験を行いました。
比較したのは次の3グループ
ディロイシン(2g/日)
ロイシン(2g/日)
プラセボ(偽薬)
そして、以下の結果が出ました。
ディロイシンが効果的だったポイント
1.下半身の筋力が大きくアップ!
レッグプレスの最大重量(1RM)がディロイシン群で大幅に向上
ロイシンやプラセボよりも有意に高い結果に(最大で+73kg)
2. 下半身の筋持久力も向上!
レッグプレスの「限界までの回数」がディロイシン群で明らかに増加
ロイシンではこの効果は見られなかった
逆に効果がなかった部分
ベンチプレス(上半身の筋力)
筋肥大(筋肉の厚さ・体組成)
これらには明確な差は見られませんでした。
つまり、現時点では「下半身のパフォーマンス強化に特化した効果」が期待できそうです。
筋肉量が増える=筋力が向上する
これはイコールとはなりません!
筋力は神経の働きが良くなることで向上します!
このような観点から筋肥大が起こらなくても筋力向上が期待できます!
アスリート・ダイエッターへの活用アドバイス
どんな人におすすめ?
下半身筋力が必要な競技(陸上、サッカー、バスケ、ラグビーなど)のアスリート
脚の筋力不足を感じている方
どうやって摂るのが効果的?
トレーニング後30分以内に2gのディロイシンを摂取
プロテインに混ぜたり、単体のサプリとしてもOK
製品名では「DL185™」という成分で販売されているものが使われました
注意点
女性や初心者への効果はまだ不明
上半身や筋肥大には効果がなかった
研究は製品メーカーから資金提供を受けており、中立性に限界もある
まとめ
ディロイシンは、ロイシンよりも下半身の筋力・持久力アップに効果的な新素材として注目されています。
とくに「脚を鍛えたい」「トレーニング効果をさらに高めたい」方には、サプリ選びの新たな選択肢となるかもしれません。
これからも新しい成分が次々と登場しますが、自身のライフスタイルや予算にあわせて選択することがおすすめです!
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