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COLUMN
パーソナルジムコラム


筋肉痛に対するアプローチ~最新研究
トレーニングや普段と違う負荷の運動をした翌日筋肉がだるい、動きにくい、軽い痛みがある状態が 「遅発性筋肉痛 (Delayed Onset Muscle Soreness: DOMS)」です。 DOMS は筋トレやダイエット、スポーツを続ける上での大きなストレスとなり、放っておくとモチベーションを下げたり、トレーニング頻度を落としたりする原因になります。 かつて「疲労物質 (乳酸など) の溜まり」と説明されていましたが最近の研究では、 筋繊維やその周囲組織の微小な損傷 → 炎症 → 感覚神経の過敏化 → 筋硬さや痛み、可動域低下 という流れが DOMS の主な原因と考えられています。 つまり DOMS は単なる“疲れ”ではなく、筋組織と身体のシステム全体に関わる、生理的な反応を示します。 それだけに、回復には“運動+ケア (物理的/栄養的) + 休息”の包括的なアプローチが効果的です。 Advances in non-pharmacological strategies for DOMS: A scoping and critical revi
2025年12月5日


筋肉を増やす栄養戦略~食品だけで足りる?サプリは必要?
ダイエッター、アスリートは筋肉を減らさず、効率的に体脂肪を落としたい そんな悩みを抱える方は多くいらっしゃるかと思います 日常食品だけで筋肉の成長や回復に必要な栄養を賄えるのか、サプリは本当に必要なのかといった疑問を、最新の研究と専門家の議論から明らかにしていこうと思います。 食事とトレーニングのバランスを科学的に理解することで、無駄なサプリに頼らず、効率よく理想の体を作るための実践的な知識が身につきます。 Summary of the 2025 Professionals in Nutrition for Exercise and Sport 10 Questions/10 Experts Session. (2025). International Journal of Sport Nutrition and Exercise Metabolism. Advance online publication. https://doi.org/10.1123/ijsnem.2025-0161 今回はこちらの研究を参考に筋肉を増やす栄養について解説
2025年12月2日


炭水化物摂取は筋トレのパフォーマンスを上げるのか?
多くのダイエッターやアスリートは筋力トレーニングやレジスタンストレーニングに取り組む多くみますが「トレー二ング前の炭水化物は必要か?」という疑問を持っています。 特に筋肥大を狙うアスリートや、効率よくトレーニング効果を出したいダイエッターにとって、 炭水化物(CHO)の役割は非常に重要なテーマです。 Henselmans, M., Bjørnsen, T., Hedderman, R., & Vårvik, F. T. (2022). The effect of carbohydrate intake on strength and resistance training performance: A systematic review . Nutrients, 14(4), 856. https://doi.org/10.3390/nu14040856 今回はこちらの研究を参考に、 炭水化物摂取量と筋力・レジスタンスパフォーマンスの関係について 解説していこうと思います! 1. 研究の構造 レビューに含まれた49研究の内訳は以下の通りです。 急
2025年11月17日


成長ホルモンを促進する栄養戦略
アミノ酸はアスリートやダイエットにおいて重要な栄養素です 近年、スポーツ栄養学の分野では、特定のアミノ酸の補給が運動パフォーマンスや回復に与える影響が注目されています その中でも「アルギニン」と「オルニチン」は、筋肉の成長や回復を促進する可能性があるとして、多くのアスリートやフィットネスに取り入れられております! これらのアミノ酸の効果について、科学的研究の観点から詳しく解説していきます https://journals.lww.com/nsca-jscr/fulltext/2010/04000/arginine_and_ornithine_supplementation_increases.28.aspx アルギニンとオルニチンとは? アルギニン(Arginine)とは 体内で一部合成可能な準必須アミノ酸(条件付き必須アミノ酸)です このアミノ酸は、一酸化窒素(NO)の生成を促進し、血管を拡張させる働きを持ちます これにより血流が増加し、筋肉への酸素供給や栄養素の運搬がスムーズになるため運動時のパフォーマンス向上が期待されます オルニチン(Or
2025年11月10日


筋トレをすると柔軟性は失われる?
「筋トレをすると身体が硬くなる」この言葉はトレーニング指導の現場で非常によく聞かれます。 特にダイエッターやスポーツ選手は、「可動域が狭くなるとフォームが崩れるのでは?」と心配することが少なくありません。 しかし、2025年に発表された系統的レビュー・メタ分析では、 筋トレは関節の柔軟性(関節可動域)を低下させるどころか、むしろ向上させる可能性がある ことが示されました。 Author unknown. (2025). The influence of resistance training on joint flexibility in healthy adults: A systematic review and meta-analysis. Journal of Strength and Conditioning Research. Advance online 今回はこちらの研究をもとに筋トレと柔軟性について解説していこうと思います! 筋トレと柔軟性の研究 この研究は、健康な成人を対象とした複数の研究を統合したものです。 分析対象
2025年11月5日


鼻呼吸で回復が変わる?
ダイエットで成果を出したい時や運動パフォーマンスを上げる方法といえば、 筋トレ、栄養、睡眠が定番ですが、近年「 呼吸法 」にも注目が集まっています。 特に、鼻で呼吸する「鼻呼吸」が、筋肉の酸素利用や疲労回復に影響する可能性が報告されています。2025年の研究では、口呼吸と鼻呼吸の違いが筋肉の回復スピードや血管機能にどう影響するかを検証しました。 Matzer, L., Lechner, F., & Gatterer, H. (2025). Effect of oral versus nasal breathing on muscular performance, muscle oxygenation, and post-exercise recovery. Sports, 13 (10), 368. https://doi.org/10.3390/sports13100368 今回は、こちらの研究をもとにトレーニング時の呼吸法について解説していこうと思います! 呼吸の研究概要 この研究では、健康な男女49名(平均年齢約22歳)が...
2025年10月26日


低食事回数と夜間断食が脂肪肝に
ダイエットや筋トレに励む皆さんにとって、食事の「質」だけでなく「タイミング」も非常に重要です。 最新研究では、1日の食事回数や夜間の断食時間が、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)のリスクに大きく関わることが明らかになっています。 ang, L., Tie, X., Liu, X., Liu, Y., Li, F., Guo, Y., & Liang, Y. (2025). Daily eating frequency, nighttime fasting duration, and the risk of non-alcoholic fatty liver disease: a cross-sectional study. Nutrition Journal, 24 , 144. https://doi.org/10.1186/s12937-025-01213-6 今回はこちらの研究をもとに、食事のタイミングとNAFLDについて解説していこうと思います! 非アルコール性脂肪肝とは? NAFLDは、肥満や糖尿病、運動不足と関連し、肝臓に脂肪が蓄
2025年10月22日


膝の怪我予防に対する栄養戦略
アスリートやダイエットにおいて膝の健康はパフォーマンス維持と長期的な競技継続に直結します。 特にサッカーやバスケットボール、ランニングなど、ジャンプや急な方向転換を伴うスポーツでは、 膝への負担が非常に大きく、長期的には膝関節症(OA:Osteoarthritis)のリスクが高まります。 これはアスリートに限定した話ではなく、加齢と共に女性によく起こる疾患でも有名です。 2025年にCaballero-Garcíaらによって発表された論文では、女子サッカー選手を中心に、 膝OA予防に有効な栄養補助の可能性が提案されました。 今回はこちらの 研究を参考に膝関節症に有効な栄養について解説していこうと思います 膝OAの発症メカニズムと女子アスリートのリスク 膝OAは関節軟骨の劣化と慢性炎症が主因です。 アスリートの場合、以下の要因がリスクを高めます。 急な方向転換やジャンプ着地による 機械的ストレス 接触プレーや練習による 関節外傷 膝周囲筋力不足や柔軟性低下による 関節アライメントの不良 過去の靭帯や半月板損傷歴 女子アスリートは、骨盤や膝の解剖学的
2025年10月17日
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